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活動報告など

MOBILE LEGO RAMP PROJECT Workshop を開催しました。

多くの皆様のご協力の下、MOBILE LEGO RAMP PROJECT Workshop を開催致しました。

当日は熊本市現代美術館にて、館長の日比野克彦様からもご挨拶を頂き、アートによる街づくりとしても意義のある内容であるとのお言葉を頂きました。今回の企画には沢山のみなさんが応募され、当日参加していただけなかった方々も多くあり、大変申し訳無いと思います。

参加いただいた皆さんは、思い思いの方法で、LEGOを組み立て楽しんでいただけたことと存じます。

今回のイベントが成功裏に終わったこと、まずはお礼申し上げたいと存じます。

午後からは場所を変え、熊本市の新市街にあるDENKIKANにて、実際の段差をLEGOスロープ(LEGOランプ)にて埋めたときの使い勝手などを検証致しました。今回は、基本的には接着剤などを使用せず通常の組み立て状態で、車椅子の荷重に耐えられるのか検証を行いましたが、概ね十分な強度を持っていることが分かりました。

実際の設置に関しては場所によっては滑り止めなどを併用する必要があることも分かりましたので、今後、設置に関しての基準づくりに向け研究を続けることと成りました。その他道路交通法によるスロープの設置に関する規制等も前提で、設置場所などの具体的な実施に向けての議論も開始しています。

DENKIKAN設置においては、熊本市の大西市長も公務の傍ら時間を割いて頂きご参加いただきました。こちらも改めてお礼申し上げます。大西市長のTwitter でもイベントの模様を取り上げて頂きました。

 screenshot twitter.com 2021.11.28 23 51 49

 実際に大西市長は、長江の車椅子を押して、スロープの状態を確かめていらっしゃいましたが、スロープがない状態でこの数センチの段差を車椅子の方々が自力で登る困難を体験され、より一層フラットな道路の重要性をご理解いただけたものと思います。

ちょっとした段差であっても、サポートユーザーの皆さんにとっては大きな障害になります。

普段、私達はそういった段差を無意識的に飛び越えたりしていますが、立場が変わればそれが大きな障害物に成る事実を理解することで、より多くの皆さんにとってやさしい熊本に成るであろうことを期待しています。

最後に休日を返上して、このイベントの準備をしていただいた、熊本市役所のWeDOメンバー皆さん。ご参加頂いた多くの皆さん。本当にありがとうございました。

イベントとしては終了致しましたが、今後もLEGOによるスロープづくりは継続する予定です。現在、実質的なモバイルLEGOの配置や、今後の募集体制などについて協議を重ねています。

それら今後の進行状況は改めてご報告致します。